日本のゲームと違う部分の多いKB2のバトルシステム。
ここでは日本人プレイヤーにわかりずらいと思われる点をまとめましたので参考にして下さい。
戦闘は無限ではない
KB2は戦闘の発生する場所が決まっているため、得られる経験値・ゴールドに限りがあります。
日本のRPGのように、永遠に湧く敵をダラダラ倒して自由に部隊のランク上げ・お金稼ぐ、ということが出来ません。
したがって、1つの軍を使い続けていると、いつか壊滅的な被害を受けてしまった場合、その後の軍編成が困難となるわけです。ランクMAXにした部隊を使い続けて楽するのも良いですが、ある意味、経験値の無駄とも言えます。同レベル帯の他属性部隊も少しづつ雇い、経験値を割り振ってランクを上げておくと万一の際に役立つでしょう。
「万一のコトが起きたらセーブしたところからやり直せば良いのでは?」
と思うかも知れませんが、このゲームのロード時間は非常に長く、リセマラはかなりのストレスとなっています(2021年9月現在)。安易にやり直しを繰り返すよりも、計画的にプレイした方がこのゲームは楽しめると思いますので、いろいろなキャラを育成してみて下さい。
1体でも生き残ることが大事
KB2の戦闘は骨のあるタクティカルシミュレーション。
被害を抑えようとすると一筋縄では行かず、慣れないうちは無傷で勝利することはほぼ不可能と言えるでしょう。
このゲームにおいては「フィールド上での回復魔法」という概念はなく、被害を受けた部隊は戦闘直後にゴールドで回復することになります。また、全滅してしまった部隊については再度リクルーターから定価で購入することになり、さらにはリクルーターが販売している部隊まで有限という初心者には厳しい仕様です。
ゴールドが無い・購入できる部隊もいないではゲームが「詰み」状態になりますので、メイン部隊は兵を最低でも1体以上残して戦闘を終えることが重要となります。
逆に言えば、もう不要となった部隊は「おとり」として出撃させるのもアリ。
敵の反撃行動を刈り取る使い捨ての盾になどになってもらうことも1つの戦略となるでしょう。
「支配領域」に慣れよう
このゲームの大きな特徴として、ほとんどの近接攻撃部隊に「支配領域」というスキルが備わっています。
これは「近接部隊の周辺に侵入したり離れたりする相手に一方的にダメージを与えられる」というものですが、最初の内はコレを忘れて思わぬ被害を受けることが多いかと思います。
騎馬部隊はこのスキルの影響を受けない等の例外もあり、慣れるまでは大変なシステムかもしれません。
しかしモノは考えようで、敵の弓部隊は近づかれると無理矢理にでも離れようとする傾向があります。
これを利用して、自軍部隊を敵の弓部隊ターンに隣接させれば、敵は離れる際に勝手に削られて自滅していく…おわかりでしょうか。
相手のターンなのにダメージを与えられるこの「支配領域」システム、ぜひマスターして戦略に組み込んでみて下さい。
移動APと攻撃AP
数字として見えないので意識されずらいのですが、部隊には毎ターンそれぞれ移動APと攻撃APというものがあり、ターンが回ってきた部隊に1ポイントづつ付与されています。
APというと難しく思われがちですが、文字通り1回の移動と攻撃をする行動をポイント、と呼んでいるだけです。
また、行動しないからと言って2ポイント3ポイントと貯まる…というものでもありません。
こう呼んでいる理由はおそらく、部隊スキルにこのどちらかを消費して発動するものがあるからであると思われます。
例えば、移動APを消費するスキルと攻撃APを消費するスキルの両方を持っている部隊の場合、その場を動かなければ2回スキルが使える…という具合です。部隊レベル3以降になるとそういう有用なスキルを持った部隊が出てくるので、敵味方ともにチェックしておきましょう。
また、このAPシステムはゲーム後半に「サーペンタイン王」装備を集めた際にも重要となります。
ゲーム2週目・あるいは中級者以上の方はしっかりと把握しておいて下さい。
「待機」の活用法
このゲームの各部隊には「主導権」というステータスがあり、その数字が大きい部隊から順にターンが回ってきます。
しかしこのターンを「Xボタン」で一旦パスし、全員の行動後に回すということが可能です。
このゲームでのバトルが先手有利なのは間違いないので、この「わざわざ主導権を放棄する」という行為にメリットを感じられないかもしれません。
しかしこのゲームはその辺りがよく考えられていて、これも戦闘の重要な要素となっているのです。
例えば…
- 近接攻撃の敵しかいない時は敵の範囲外で待機し、先に敵を近づかせた後に全員で集中攻撃!
- 防御の低い自軍部隊は反撃をもらいたくないので一旦待機し、先におとり部隊を突っ込ませて敵の反撃行動を消化させた後に攻撃すれば反撃を受けない!
- 行動順が1番の部隊を最後に回し、次のターンの行動順も1番のままなら事実上の2回行動!
などなど。
まだまだ有効な活用方法がありますので、自分の必勝パターンを見つけてみて下さい。
戦闘マップは変えられる
どうしても勝てない不利な地形に頭を悩ませる事もあるでしょう。
そんな時は一旦、ロードするなり戦闘から離脱するなりして、違う方向からバトルサークルに触れ直してみて下さい。
どうでしょう、両軍の配置が前回と違っていませんか?
このゲームはバトルサークルに触れた場所が自軍の初期配置になるのです。
これなら高所にいた敵の弓部隊と低所にいた自軍の位置を逆転させるなんてことも可能。
ワールドマップをそのまま戦闘地形に利用しているからこそ可能なこのシステム、ぜひ活用して戦闘を有利にスタートして下さい。